コンサルタントの「質問力」

4月は結局、本読まなかった・・・。連休でもとのペースに復帰させたいところ。

さて、新しい職場でいろんな部門の人と話をする機会が増え、いままで以上に調整役的なスキルが重要となってきた。会議にしても関連会社や取引先のVIPが参加するものばかりなので、現場からするとわかりきったようなことでも安易に断定するような発言は控えたい。本当はそういうまだるっこしい会議自体が無駄だとは思うが最初からエンジン全開というわけにはいかないので。

どうしたものかと考えていたところ「うまーく質問するといいよ」とアドバイスがあった。なるほど・・・と思っていたところ本屋で見つけたのがこの本。

コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書)

コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書)

<いい質問は、いい空気を作るし、いいコミュニケーションを作る。いい質問は、相手を元気づけるし、楽しくさせる。いい質問は、相手を動かし、成果を出すプロセスを作る。(P3)>

というように、「質問力」がコンサルのみならずビジネスパーソンの能力を決定づけると説く。

・コンサルの質問力は「仮説力」「本質力」「シナリオ力」から成る。
・ロジカンルシンキングできれいに整理するだけではなく、深さ・鋭さを伴った仮説を立てる。
・エッセンスをワンメッセージに凝縮する「本質力」。語彙が重要。
・大きな流れを読み、ゴールに向けて適切な質問をしていく「シナリオ力」で結論を出す。

本職ならこれらをリアルタイムにやれ、っていうことらしい。なかなか厳しいが、そのつもりで臨まないと実現するはずがないのも事実。「無駄な会議が多くて・・・」と愚痴を言うひまがあったら、どのような「質問」を突きつけてやるか、ということを考えるようにしたいものだ。