自己組織化プロジェクトとGTD

・大きさのそろった「粒」をできるだけ増やすこと
・「粒」と「粒」との連携は可能な限りシンプルにすること
・「粒」と「粒」との連携方法に例外をなくすこと

「自己組織化プロジェクト」ということを考えたときに、上記がポイントとなるが、アジャイル開発とつながっているのでは、という話。アジャイル開発のところは、身近に例がないので正直「ふ〜ん?」。

でも、これってGTDでも似たようなことがあるな、と。

GTDではまず気になることを「すべて」書き出すことから始めるが、この状態はまだ「カオス」。次に「次の物理的なアクション」「プロジェクト」等のカテゴリに分類するので、この時点でカテゴリ内の「粒」が揃う。このとき、例えば「プロジェクト」の「粒」は1つのアクションでは終わらないという「フェロモン」を出して1ヶ所に集まってくるようなイメージになる(ちょっと無理があるか)。全体のフローが1ページの図にできるくらいだから、十分シンプルかつ例外を考えないで済むようにできている。

自己組織化プロジェクトで述べているのは、管理しない管理方法、という考え方である。すなわち、「粒」の大きさを揃えるところと例外がないかだけを管理して、その他の個別案件には立ち入った管理をする必要がない。GTDで言いかえれば、GTDのフローにしたがって進めれば、案件ごとに個別に悩まなくて済むということか。別の観点で、頭の中で管理しないとか、すぐ実行できるものに集中する(それ以外は管理しない)という点も何か通じるところがあるなあ。

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

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昔読んだこの本で言ってるのも同じかなあ。確か、ツリーの同じレベルには同じ種類のことを書けとか、親と子の構造には特定のパターンがあるとか。そうか、文章の「粒」をそろえればいいんだな。