ターゲットディスクモードで相互Time Machine
メイン環境のiMacとサブ環境のMacBookで、片方をターゲットディスクモードで起動して他方からTime Machineでバックアップする、というのを先日思いついたので今日試してみたが、とくに問題なさげ。
<メイン環境>
- HDD 150GBを (A)120GB (B)30GBに分割。(A)→(B)にTime Machine実行で通常運用。
- 除外フォルダは「システムファイルとシステムアプリケーション」「システム」「アプリケーション」「ライブラリ」「Developer」「ミュージック」
<サブ環境>
- HDD 80GBをそのまま使用(C)。
今回、以下のようにターゲットディスクモードで相互Time Machineをかけてみた。
<メイン→サブ>
- サブ環境をターゲットディスクモードで起動。
- FireWireでメイン環境と接続。
- メイン環境でTime Machineの環境設定を変更し、保存先としてサブ環境のディスク(C)を指定する。
- 除外フォルダの設定は変更なし。
- Time Machineが起動し、バックアップが終わるのを待つ。
- ディスクを切断する。
- Time Machineの保存先ディスク設定を元に戻す。
- サブ環境を再起動。
<サブ→メイン>
- メイン環境をターゲットディスクモードで起動。
- FireWireでメイン環境と接続(上の手順に続けて実施する場合はつないだままでよい)
- 保存先としてメイン環境の(B)を指定する。
- 除外フォルダはメイン環境の設定をベースに、メイン環境側のバックアップがまた書き戻されないように、 Backups.backupdb も除外する。
- Time Machineが起動し、バックアップが終わるのを待つ。
- ディスクを切断する(「次回のバックアップ:ディスクの接続時」となる)。
- メイン環境を再起動。
ポイントは、あくまでメイン環境はきっちりバックアップ(常時(A)→(B))しつつ最悪のケースまでケア(随時(A)→(C))し、サブ環境のバックアップ要件を簡易なもので妥協(随時(C)→(B))しているところ。ターゲットディスクモードでの再起動が手間だが、それさえ厭わなければFireWireケーブルの投資だけで確実なバックアップができる。常時バックアップがTime Machineの本来の価値だと思うが、バックアップ要件を緩和すればこういった方法も選択肢としてあり得るのではなかろうか。