「関係の空気」 「場の空気」
現代日本社会の閉塞感を「空気」という切り口で捉えた本。反論を許さない空気を醸成してしまうのは日本語の問題だという。
- 作者: 冷泉彰彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/06/21
- メディア: 新書
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解決策の1つとして、「です・ます」調を正しく使うことが提案されている。タメ語、略語の濫用で1対1における「関係の空気」が維持できなくなってきている。1対多における「場の空気」はもっと悲惨だ。関係性の距離感がつかみにくい状況で「空気」という無言の圧力が横行し日本社会を迷走させている。これらを解決するには「です・ます」調で適切な距離感を形成するのが有効だという。