人を動かす

人間関係の原則。確かにここに書かれていることが実践できれば、日々の人間関係が非常にスムーズなものになるだろう。

人を動かす 新装版

人を動かす 新装版

本書が書かれた時代とは異なり、現実にはそんなちんたらやってられねえ!ってことが多いが、それでも「原則」を押さえておくことでロスを最小限にとどめることができそうだ。
1つのテーマ(原則)が事例とともに数ページで簡潔にまとめられていて読みやすい。トイレで1日1テーマ読むのがオススメ(と言っている人がいた)。
<あとがきより>

昭和二十八年の夏、カーネギーは、世界周遊旅行の途中、関西をおとずれ、京都を見物して香港に向かったが、その際、「日本でいちばん印象の深かったものは?」という質問に「それは日本人です」と言い残して船に乗った。人間に対する彼の関心の深さをしめすことばといえよう。

ふむ。本質をとらえた人だからこそ、さっと出てくる言葉。
蛇足だけどこういう言葉って、使い回しが利くんだねえ(次の香港では「それは香港人です」って言うとか)。
本質をとらえるために投資しておけば、リターンとして本質をとらえるための時間も得られるのかも。