メールとTODOの連携は不要!

Outlookサイボウズにもありますが、メールとTODOの連携機能はGTD的にはよろしくないという気がしてきました。

職場の風土によりけりとは思いますが、多くの人はメールのタイトルにあまり工夫せずに送ってきますよね。よくあるのは「〜について」というパターンで、依頼なのか相談なのか質問なのかすらわからないメール。ひどいときは「先日の件」なんてのもあります。ここで、そのメールを送った人たちを非難するのは一旦おくとして、結果的にそれらのメールの内容は「次の物理的なアクション」である割合は極めて低いという事実があります。

したがってメールをそのままTODOに登録できる機能を使ったとしても、それは単にフォルダに振り分ける作業と変わらない、むしろ内容が消化されない項目が転記されるだけで物事が片付いていかないので、余計にストレスがたまることになりかねません。

では複数のアクションと考えて「プロジェクト」として登録するのはどうかというと、これもNOです。大多数のメールは完成度の低い状態から始まり、ほとんど同じ内容がちょっとだけ変化したものが何通も届きます。TODOに登録した瞬間に次のメールが届いて登録のやり直しになりかねないと思うと、やはりストレスにつながってしまいます。結局、やり取りされているメールをある程度総括したうえで「プロジェクト」としてTODOに登録するほうが現実的です。

帯に短しタスキに長し。メールはタスキ(次の物理的アクション)か帯(プロジェクト)に書き直してからTODOに登録するのが良いようです。

追記:メール→TODOの連携は不要ですが、TODO→メールの連携はあったほうがいいかも。

追記:id:toyahさんのOUTLOOKを使った管理という記事を発見。GTD日本語版を読んで実践されているようなので、上に書いたようなことは、言い過ぎなのかも。とりあえずGTD日本語版を発注した。もっとも、そもそも職場がサイボウズで自宅がBecky!という課題は残るなあ。